キュンミー(Qunme)を退会した理由
キュンミー(Qunme)は2016年9月に、雰囲気おしゃれ番長系キラキラIT企業のサイバーエージェントのグループ会社であるアプリボットライフスタイルが、リリースした恋活・婚活カップリングアプリである。
サイバーエージェントのグループ会社としては「タップル誕生」「Cross me」に続き、第三の刺客としてマッチングアプリ界に送り込まれたのである。
Contents
増え続けるサイバーエージェントグループ
サイバーエージェントグループというのは渋谷を拠点として、次々に事業展開と起業を進めており、このアプリボットライフスタイルもキュンミーに命運を掛けて起業しているのだ。
オフィスが集中する渋谷一帯がサイバーエージェント村と呼ばれるくらいにグループ会社が増殖・分裂しているのだ。
そう、それはまるで細胞分裂するアメーバのごとく!!
広告へのチカラの入れようはさすがサイバーエージェントグループ
アプリ自体の内容が充実しているかは二の次として、いかに「盛大にアピール」するか、「オシャレに見せる」かにチカラを入れているあたりがグループらしさがでている。
タイアップはバラードラブソングに定評のある「ソナーポケット」の楽曲で、MV(ミュージックビデオ)も制作しており、もちろんキュンミーを利用した恋愛ドラマ風に仕立てられているのだ。
そして、MVのモデルには筧美和子を起用するというチカラの入れようであるが、チカラを入れる方向性はあっているのか心配になってくる。
コンセプトは一目惚れのキュンとした気持ちから始まる恋愛
キュンミーは一目惚れした時の甘酸っぱい、そしてドキドキする恋の感覚、すなわち「キュン」の気持ちを盛り上げ、恋愛のきっかけを提供してくれるアプリなのだ。
そして、今話題の人工知能による「HITOMEBORE タイプ診断」が、好みのタイプを分析し、あなたの理想に近い異性を紹介してくれるのである。
それでは、キュンミーの公式動画を見てみよう。
コンセプトは変えているが、ターゲット層がグループ企業とだだカブり
うーん、動画を見てみるとターゲットは20代後半の、仕事・趣味をバリバリに頑張っている人で、忘れかけてた昔の恋愛の気持ちをキュンミーによって再び思い起こし、恋愛に発展していく的なノリになっている。
だが、どう見てもよくあるマッチングアプリで、「いいね!」を押したら相手から「いいね!」が返ってきて「付き合っちゃいました」だけにしか見えないのだ。
そうなると、サイバーエージェントグループで展開している「タップル誕生」と「Cross me」との差別化が難しくなってくる。
基本的にタップルが20代中盤-後半からの恋活・婚活マッチングなのに対して、Cross meは20代前半を対象とし、すれ違いという強いコンセプトを打ち出して、ちゃんと棲み分けができていたのだ。
キュンミーがすぐ廃れる理由
しかしながら、キュンミーというクソ中途半端なアプリが投入されることによって、タップルとCross meのターゲット層両方を奪いかねない事態になっている。
無理やり「いいね!」を「キュン」に変えて違うコンセプトとし、「人工知能によるタイプ診断」という斬新さを打ち出しているが、人工知能に至ってはメグリーという別のマッチングアプリが導入してるので、真新しさは何もないのだ。
グループ会社のターゲット層と競合するだけのクソアプリと言っていいだろう。
そして、グーグルトレンドで動向を比較してみても、他の2つはリリース直後の初動から勢いがついているのがわかるが、キュンミーだけはそれもなく、すでに瀕死状態なのである。
登録してみた
キュンミーはFacebook(フェイスブック)と通常登録の2種類の登録方法がある。
Facebook上にはキュンミーの登録情報は表示されないし、Facebook同士の登録者であればアプリ内でも友達が表示されないのだが、Facebookの友達が通常登録をしていた場合には相手に表示されるので注意しよう。
facebookのアプリを入れておけば簡単に登録できるので便利だ。
登録が完了したら、まずはプロフィールの詳細設定をしよう。画面左下の「マイページ」→「プロフィール編集」から設定できる。
プロフィールの共通点については活かされないのか、人工知能よ
プロフィールについては細かく項目が別れているのだが、ただ相手が参考にするためのものであって、自動的に共通点を表示してくれるとかはないのである。
おいっ!!人工知能をそういうとこにも活かせよ!!
ちなみに相手に「キュン」を送ると、「写真」と「つぶやき」が相手に表示されるので、この2つは特にチカラを入れて興味をひいてもらえるようにしておこう。
コミュニティに参加しよう。
参加方法は画面下の「コミュニティ」から自分の好きなことや趣味に該当するものを選ぼう。
ユーザーが自由に作れるわけではないので、数も少ないしこれを選んだからといって、どれだけ相手との共通点があるかパッとわかることもできないし、相手のプロフィール欄で「ふーん」と眺めることしかできない。
これも中途半端なのだ。「ペアーズ」や「With」の劣化版といったところだろう。
気になるお相手に「キュン」を送りまくろう
一通りアピール情報を設定したら、あとは気になるお相手に「キュン」を送ってマッチングするだけだ。
画面下の「見つける」からまずは画面右上の「(虫眼鏡マーク)」をタップして相手の条件を絞り込み、一覧ででてきた相手はタップすると詳細なプロフィールを見ることができる。
有料会員の料金設定
キュンを送った相手とマッチングしても、無料会員のままだとメッセージのやり取りはできないので、進展しそうなら有料会員になろう。
料金は月額制で、有料会員になると4つの特典が付く
・メッセージのやり取りが無制限にできる
・付与されるキュンポイントが増える
・相手のキュン数が見れる
・足跡がすべて見れる
※2017年2月現在では1週間プランという特別な料金設定があった。もしこれが使えるな900円とだいぶお得な金額になっているのでお試しで使ってみるのもいいだろう。
横行するであろう「キュン」狩りと家畜扱いされるメッセージツール
キュンミーのシステムとして、トータル注目度ランクというものがある。
これは、「足跡の付いた人数」と「キュンされた人数」と「マッチングの成立数」のトータル数によって現在登録されている同性内でのランク付けがされる仕組みになっているのだ。
当然上位ランカーとなると全会員の中でも注目の的となり、相手に対して有利にことを運ぶことができる。
男性が上位ランカーになるためには相当イケメン、オシャレな人間で且つ、お金を使ってガンガン「キュン」を送ってマッチングする必要があるのだ。
女性はゲーム感覚でランクを上げる事ができる
女性はというと、ある程度可愛いorオシャレ風な写真を載っけるだけで、キュンが送られてくるだけでなく、ある程度は無料で「キュン」を送れるシステムになっている。
最近では大手雑誌でもマッチングアプリでの、写真の撮り方とプロフィールの作り方が特集されるくらいガチ盛りが当たり前になっているので、見た目に騙されないようにしよう。
男の場合は女性に「キュン」を送る場合にはポイントを消費しなければならないのだが、女性の場合はランダムではあるが、だいたい8-9割の男性に対して無料で「キュン」が送れる。
おそらく、女性ユーザーを取り込むためのサービスなのだろうが、それこそ20代の女性が30代以降の男性(無料)に対して、「キュン」を送れば、ほぼ間違いなく「キュン」返ってくるので、それはもう狩りたい放題の「狩場」である。
それはまるで、ドラクエの最初の街で、経験値とお金を稼ぐためにひたすら「スライム」を狩るのと同じようなものだ。
家畜どもに餌をやる感覚のメッセージ送信ツール「まとめて送信」
そして一番ふざけてるのが、人気ユーザー特有の設定なのか、マッチング成立した相手に対してメッセージをまとめて送信することができるのだ。
それは、狩り終えたスライム達に撒き餌をやるかのごとく。
それは、アイドルがファンに対して「みんな!応援してくれてありがとう!^^」と気持ちのこもってないメッセージを送るかのごとく。
それでも可愛い子からメッセージという餌を貰うことで喜んでるどうしようもないやつは家畜だ。キュンひとつで言いなりになる「キュン畜」というやつだ。
えっ!?キュンとする恋心はどーしたんすか!?一人の人がひとりの相手を好きになる純愛は!?何この金持ちの悪趣味みたいな機能は!!?
自分は狩る側なのか、狩られる側なのか、よく考えてこのアプリを使おう!
キュンミーのアプリを使ってみて
ターゲット層は20代後半をイメージしていると思うのだが、実際は20代前半が多い。
20代前半だと、婚活と言うよりは恋活だし、相手の見た目の良さがマッチング成立に大きく影響してくるだろう。
ただ、まだリリースされたばかりで、そこまでライバルも多くないし、男女比率も悪くは無いのでチャンスと言えばチャンスだ。
20代前半の若い男女であれば十分戦えるのではないだろうか?
退会の方法
正直なところ、このアプリが人気になるとは考えにくいので、早めに退会しておくことをオススメする。
退会方法は少しややこしいが、
「マイページ」→画面右上の「設定(歯車マーク)」→「ヘルプ」→「退会について」→「退会はこちらから」をタップし、あとは退会理由を選択して退会すればOK
管理人でも会えたアプリ
PCMAX

2017/06/07